2009年12月25日

『EQ -こころの知能指数』←護身にも効く!

EQ


『EQ -こころの知能指数』
著者;ダニエル・ゴールマン 土屋京子・訳
講談社 1996年(初版)


本Sallyの個人的感想】お勧め度★★★☆☆

言わずと知れた大ベストセラー。
豊富な事例と分かりやすい説明、実践できそうなアドバイスの数々。なるほど、話題になるわけですね〜。

今さらこの本?という方も多いかもしれませんが、
「怒りの解剖学」や「共感の力」などは、まさに護身に必要な知識。

この本で、気になった部分は、
心理学者ハイム・ジノット氏の上手な気持ちの伝え方「XYZ」。

これはホントに効果的だとSallyは思います。
つまり批判する時などは
「あなたがXしたので、私はYな気持ちになった。Zしてくれればよかったのに。」という伝え方がいいというもの。

さらに、ほめるときはXYで伝え、とくにXを具体的に伝えると良いとのこと。

この方法、慣れるのには繰り返しが必要で、私もまだまだ訓練中。
(冷静でないと、どうしても相手を責めてしまいがち。)

「子どもには段階的に感情をコントロールする教育が必要」という考えにも、共感しました。
これって、心の護身法じゃないかな〜。

感情をコントロールすることは個人の幸せはもちろん「安全な社会」のためにも必要な知識だな〜と私は感じました。
互いに気持ちを言葉で伝える訓練を子どものころから皆がすれば、暴力も減るんじゃないかと。

自分の怒りの気持ちをコントロールしつつ、
伝えるべき時には相手に伝える方法を知るのは健全じゃない?、と思うんです。

楽しいときには笑い
嬉しいときには素直に口に出しても文句言われない。
悲しいときには泣いてスッキリできる。

どっちかっていうと、喜怒哀楽という感情の中で
「怒り」以外は他人と共有しやすいと思う。

怒るときにはどう対処したらいいか、
私たちは周りの人やメディアを通じて学習することが多いのだろうけど、
「上手な怒り方をする人」を探して見習いたいと私は思います。

Written by Sally

2009年05月27日

『愛という名の暴力』by 宮淑子

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フリージャーナリストであり、短大の講師としてもご活躍中の
宮淑子さんのオリジナルCDるんるん
『愛という名の暴力』を先日、生で拝聴させていただきました。
この曲、テーマは「デートDV」なんですexclamation
「デートDV」っていうのは、婚姻関係にない恋人間で反復して行われる暴力のこと。身体的・精神的・性的その他あらゆる暴力を含みます。

力で相手をコントロールしているとき、それは愛情ではなく、支配欲からくる暴力だと言えます。

「つくすのが愛」「束縛も愛」と思っている若い人が多く、
暴力をしている方も暴力を受けている方も、それが「暴力」だと気付かずにエスカレートすることも多いです。

以前、このブログでも書きましたがドラマ「ラストフレンズ」は
ドラマとしては画期的でしたけど、
この曲はシャンソンの世界だけでなく、ジャンルを問わず音楽業界で画期的exclamation×2

鳥肌立っちゃいました。
CDももちろんいいのですが、想いがほとばしる生歌には
感動しました!

この曲は宮さんご自身が詞をお書きになってます。
私は最後のフレーズが好きです。

「あなたと人生を分け合える彼こそ本当の恋人」ムード
ステキじゃないですか〜黒ハート

若い人にこの曲を聞いてもらいたい!
詞の意味や宮さんのメッセージを感じてもらいたいな。

「人生を分け合えるヒト」は人生を豊かにするし
そんなヒトと同じ時をシェアできたら、こんな幸せなことないと
心から思います。

女性に護身術を教えていると
「女性がもっと自由に元気になったらいいな」という思いを持つ人とつながりだしました。

しかも皆さん、ご自身が元気でパワフルパンチ
宮さんもしかりです。
楽しそうに表現される歌声に、元気づけられます。

是非、多くの方に聴いていただいて社会現象にしたい!


宮さんご自身のサイトはこちら↓
http://homepage2.nifty.com/f-j-miya/

TSUTAYAの試聴サイト↓
http://www.discas.net/netdvd/trackInfoView.do;jsessionid=A80C82805D08129C7A40532B3EE7AFB0?pT=0&mdlGoodsId=tr0001313932

Written by Sally

2009年05月06日

『断る力』←Noと言う&境界線の実践本?

断る力

『断る力』
著者;勝間和代
文春新書 2009年


本Sallyの個人的感想】お勧め度★★★★☆

経済評論家というか、キャリアアップしてきた女性としてメディアでの露出が多い勝間さんが書いてくれた、読みやすい「バウンダリー(境界線)」の本だと思いました。

彼女が伝えたいのは、
「自分の領域外のことは、断って、自分の領域(やりたいこと)に集中することで、効率よく能力を伸ばしたり、自分の望む成果を出しやすくなるんじゃん?」
ということのように思いました。

内容としてSallyの印象に残ったセンテンスを抜粋しますと・・・

@アサーティブ、すなわち賢い自己主張が「断る力」を支える
Aすべての人に好かれる必要はない
B「悪意」の攻撃に対しては冷静かつ戦略的に対応する
Cその悪意は「解決すべき問題」か判断する
D望まないことには「No」ということを相手に伝え、
 適切な自己主張を行いながら
 自分が集中すべきことに時間と力を集中すること。
E自分が自分の「コーチ」として実は最適な人材である

個人的にはBとCに元気づけられちゃいましたね〜わーい(嬉しい顔)

身を守るためには、Noと言うことが有効。
そもそもNoというためには、自分の境界線(バウンダリー)もしくは領域があると知っていることがとっても有効なんですね。


ビジネス本とかスキルアップのHow To本の類から読み解くバウンダリー、新鮮でしたわ〜。

身を守るだけじゃなくて、自分が心地よくぴかぴか(新しい)生きるためにこの境界線の概念って使えるんですよね〜

こういう読みやすいところから、境界線(バウンダリー)の概念が
広まって、上手く自己主張するヒト(女性も男性もねるんるん)が増えたらいいかもわーい(嬉しい顔)

Written by Sally

2009年03月06日

もっと生きやすくなるために

IMAGE_003[2].jpgわーい(嬉しい顔)もっと生きやすくなるための知恵としてどうぞ!

『境界線 バウンダリーズ』-聖書が語る人間関係の大原則-
著者:ヘンリー・クラウド、ジョン・タウンゼト
訳者:中村 佐知、中村 昇
地引網出版 2004年


本Sallの個人的感想】勧め度★★☆☆☆
聖書の引用が多すぎて読みにくいけど、(多くの翻訳本と同様)エピソードも沢山あって共感はしやすいと感じました。

境界線って、身体的、精神的、感情的、霊的境界線があるそうです。(霊的っていうのはちょっとピンと来なかったな。自分以外の社会環境って思えばなんとなく理解できるけど。。)

・境界線とは何か
・境界線と家族、友人、夫婦、子供、、、などなど

視点は現実の生活に密着しているから、難しい心理専門書を読むよりはいいかも。
自分自身と他者との間に健全な境界線を引く方法が解説されています。

境界線というタイトルが付いている数少ない和書のようです。

Written by Sally


2009年01月24日

男はつらいよ〜寅次郎相合い傘

言わずと知れた
原作・監督 山田洋次 の
寅さんシリーズ。

これは、インパクト東京をサポートしてくれてる方から
「バウンダリー(境界線)の話だと感じた」というおススメをいただいて観てみましたCD

バウンダリーとは、境界線のこと。
物理的な境界線と同じように、人間関係にも境界線がある。
近しい人ほど、この境界線を引くのが難しいんですね。

身を守るためだけでなく、主体的に&快適に生きていくために
「他人との境界線」について知ることはとても重要です。

インパクト東京では、この「境界線」について勉強会をしています。別途ブログでもアップします!

性別や年齢に関係なく役立つ「境界線」という概念を
広めていきたいな〜と思ってます。

日常生活や、映画や物語のなかにもこの「境界線」を感じる
ことが多くあります。

今回は映画『男はつらいよ』です。

浅丘ルリ子演じるリリーさんがマドンナ。
ドサ回りの歌い手さん。

リリーと、寅さんの妹のさくらが
酔っぱらいにからまれた時のこと。

さくらは、とまどって固まっちゃうのに、
リリーはきっぱりNOを言い、
ぴしゃりとその酔っぱらいを撃退します。


その一方、思いを寄せる寅さんには
「足が冷えるからあっためて」黒ハートなんてとても素直に甘えたり、タイトルのとおり相合い傘をして楽しそうにしています。

人生経験豊富なリリーは、
主体的に、他人との距離・心地よい境界線設定をしている感じが出ています。

適切な境界線があることで
「他人を受け入れる」という選択もできるわけです。

さて、境界線の話ではないんですが、
あたし、個人的に拍手喝采したシーンがありました。

リリー「幸せにしてやる?大きなお世話だ。
    女が幸せになるには男の力を借りなきゃいけない
    とでも思ってんのかい?笑わせないでよ。」
寅さん「女の幸せは男次第って言うんじゃないのか?」

(中略)

リリー「もしあんたがたがそう思ってんだとしたら、それは男の思い上がりってもんだよ」

寅さん「可愛くない女だね」

リリー「女はどうして可愛くないといけないんだい?
寅さん、あんたそんなんだから年がら年中、女に振られてばっかりいるんだよ」


リリー、かっこよすぎです。
寅さんの愛情にもほろりとさせられます。

実は「男はつらいよ」ってまともに観たことなかったんですが
う〜ん、なるほど、いい映画なんですね。

面白かったです!
Written by Sally

2008年04月11日

フジTVドラマ『ラスト・フレンズ』

4月10日、フジTVで放送されたDVをテーマにした『ラスト・フレンズ』を見ました。

学生の頃、1996年にTBSで放送された『真昼の月』を見て、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しみながらも生きていかねばならない女性を身近に感じたことを思い出しました。
常盤貴子さんが熱演していましたがレイプ被害の傷の深さと、性暴力の罪深さを少しでも知ることができたドラマだったように思います。

今回、DV(ドメスティクバイオレンス)という深刻な社会問題を
今、人気の長澤まさみさんが主演するというのは、
本当に驚きです。
そして暴力を回避することをテーマに活動している私たちにとってはある意味嬉しく、期待が大きいドラマです。

若い子が見てもし
「自分のカレシ・カノジョは1人の人間として自分を尊重してくれているのか?逆に自分はどうだろう?他の人との関係はどうだろう」って考えてくれたら、絶対に人生が変わってくるし、世の中全体が変わっていくと思う!


親しい間柄の人から繰り返し行われる暴力(身体的・精神的・性的なものなど)は、被害を受けた方の心の傷が深く、また逃れるのも困難なことが特徴です。

ドラマでも、丁寧に描いていただければいいなと思います。
ドラマの公式サイトには「もしDV被害に遭ったら・・・」として全国相談窓口一覧が掲載されていて、制作サイドが伝えたいことがわかります。
http://wwwz.fujitv.co.jp/lastfriends/index.html

「相手が怖い」と思ったら、それはすでに暴力であり許されないことなのだ
ということを多くの方が認知すれば、被害者も加害者も減ると思って期待しています。